これは多分...

 

恋です。

 

 

 

この感覚は何年振りだろうか。

多分大学一年以来。だから3年振りくらいか。

久しぶりすぎて、どうすればいいのか本当にわからない。

 

 

 

 

この人に会える瞬間に、タイムスリップしないかな。

偶然電車で居合わせないかな。

私のいるオフィス階になんかの用事で来ないかな。

一緒に遊ぼうって誘ってくれないかな。

ラインこないかな。

 

 

 

彼に対して欲しか出てこない。

会えない切なさを久しぶりに味わって、これは感慨深い。

 

 

 

何をするにしても、彼のことで頭がいっぱい。

SNSを見る時

音楽を聴く時

電車に乗っている時

夕方の空を見上げる時

お出かけをしている時

もう何をしていてもだ。

なかなか今の私の状況には困りごとである。(絶賛就活中)

 

 

 

 

 

 

アルバイト先の子。

私のアルバイト先は拠点がいくつかあって、東京では渋谷と秋葉原

私は秋葉原、その子は渋谷。

 

 

 

周りから、その子の名前を聞くことはあったことがなかったけれど

見たこともないし、どうせ会う機会もほぼないから、「へえ〜誰それ?」

という調子だったと思う。

 

 

 

だけどいつだったか、私が渋谷にいく機会があって、偶然居合わせた。

仲のいい子が、名前を呼んでいるのを聞いて、目を向けたら、

私がいつも人に抱く感情と違うものを感じた。

 

 

 

うまく表現はできないけれど、

私の中で何か新しい種のようなものが植えつけられた感じ。

この先何かあるな

と直感で思った。

 

 

 

それから、私が秋葉を仕切る側に回るようになって、

彼のいるオフィスにいくことが増えた。

 

 

 

友達との繋がりもあって、その界隈で一言二言だけど

言葉を交わすようになってきていた。

もうだんだんそれくらいになってきてから、

私は彼に会うためにオフィスに行っていたと思う。

 

 

 

彼と話せたあとは、嬉しくて一人で舞い上がって、にこにこしてしまう。もう抑えられない。

とりあえず周りに、平然と振る舞うのに必死だった。

 

 

ある日、全拠点で集まってイベントごとをした。

そこでのチームがなんと同じ。

知った時は嬉しすぎて何度も、チーム割りの表を見た。

 

 

 

オフィスであった時も、「一緒だね!」っていってハイタッチをしてくれた。

この世の中で一番幸せなのは私です。 なんて本当に思ってしまった。

 

 

 

でもいざ当日になると、一緒のチームなのにうまく話せない。恥ずかしい。

結局、何もできずイベントがおわり、飲み会にうつった。

嬉しかったのが、チームごとでの飲み会だったこと。

 

 

ここでは絶対に話したい!と思って、目の前の席をキープした。

でも二人になると、彼は全く話さない。

私の前でずっとキャベツとポテサラを食べていた。

 

 

緊張しすぎて何を喋ったかは思い出せないけれど、

頑張って話しかけた。結構弾んだ気がする。

就活の話、お酒がとても弱いこと、卒業旅行は全部スノボであること。

そういえば、3月の後半はすごく暇だから、遊んでねって私にスケジュールを見せてくれたわ!(今思い出した)

 

 

 

全体的に場が深まり、周りではお酒のコールをはじめていたから、私はそれどころじゃないのであまり加わらないうようにしていた。

お互い何度もトイレに立っていたから、なんとなくみんなが違う位置に移動しはじめたころ。帰ってきたら私の特等席がとられていたので、仕方なく他の席に座っていた。

 

 

そうしたら、その子がトイレから帰ってきて、私の隣に座ってくれた。

結構酔って、顔真っ赤にしてるし。寝始めたし。急に起きるし。急に余った日本酒飲みだすし。

 

 

実はずっと聞いてみたいことがあった

友達から、彼は誰とも付き合ったことがないと聞かされていたから

もしかして絶食系。。。?なんて思っていたので

恋愛事情について少しでも聞きたかった。

 

 

「好きな人とかいるの?」

 意を決して、聞いた

 

「んーーいない。」

んーだよね!

 

「でも、高校の時にはいた。病弱の子でずっと入院していた子だったんだけど、連絡先も聞けなくて終わっちゃった。これ誰にもいったことないから秘密だよ」

 

 

なんだろう、切なかった。彼の奥にあるものに寂しさを感じた。

好きな人の顔もみられない、こうやって話す機会もなかったんだ

と思ったら。

 

 

だからそれ以上は聞けなかった。

 

 

でも恋愛が嫌いなわけではないということをいっていたと思う

 

これは私にとったら、朗報である

 

 

 

8時半までの飲み会が終わり、私たちが出るのが最後だった。

 

 

 

すると、後ろからきた彼に

「明日、もし暇だったら牡蠣食べに行かない?」と誘いを受けた

 

 

 

「え、いく」と即答。

え、これは!?なに?なんなんだ?!

と頭の中は幸せパニック

 

 

 

翌日朝から、時間になるまでずっとニヤニヤしていたと思う。

就活中でSPIのテストがあるというのに全く勉強に身が入らなかった。

 

 

続きはまた