被災地・宮城の旅録⑬(伝承館)
2019/09/05 13:36
(気仙沼)伝承館
中に入ると、まず当時の気仙沼の津波状況ムービーを13分観る。津波がきたときの映像の中には周りに居合わせた人たちの声も同時に入っており、そのときの生々しい状況に恐怖から目を背けたくなるような映像だった。津波が街に流れ込み、家を流した後に、引き波で一気に海に引きずり込んでいく映像で自然の脅威を感じた。 ムービーのあと、向陽高校の遺構をみるという流れ。
(↑目の前はゲートボール場を作っているらしい。)
(↑3階まで完全に津波が来たことがわかる。4階の脛あたりまで浸水したという 。)
(1階)
(3階)
(↑流れてきた重機にぶつかって
壊れたとみられる )
(4階)
(↑引き波の時に後者の間にひっかかり、くるまが宙ぶらりんの状態。車が三台折り重なっているのが見える。 私が訪れた昼過ぎ、遺構を回る人たちの8割が60代くらいの人たちだった。 震災での出来事を受け継ぎ、繰り返さないためにも、未来を担う若い人たちが見に来るきっかけをつくり、これからどうしていくべきなのかを考えることがいまの伝承館でのテーマであるように感じた。)